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ユニクロ社長・柳井正「大したことないオッサン」から学んだビジネスモデル

ユニクロは「SPA」というビジネスモデルを採用しています。SPAは企画から製造、小売までを自社で一貫して行うビジネスモデルで、アパレルではZARAやH&M、アパレル以外ではニトリやカインズホームなどが採用しています。

創立した当初のユニクロは、メーカーから仕入れた商品を販売する委託販売の小売店でした。それがSPAを採用したことで、フリースやヒートテックといったヒット商品が生まれ、急成長を遂げました。このビジネスモデル転換のきっかけになったのが、香港初のアパレルブランド「ジョルダーノ」の創立者ジミー・ライです。

ジョルダーノは低価格で高品質なポロシャツを製造・販売しつつ、当時アメリカの大手アパレルチェーンだった「リミテッド」のセーターの生産も請け負っていました。ジョルダーノのポロシャツを見て「これだ」と思った柳井社長は、創立者のジミー・ライを訪問します。

この時のことを柳井社長は、著書『一勝九敗』で次のように記しています。「彼は、ぼくと同じ年齢。失礼を承知で言うと、パッと見は大したことないオッサンが大したことをやっているな、という感じだった。『この人にできて、ぼくにできないはずはない』。そう思った。彼からは『商売には国境がないこと、製造と販売の境がないこと』を学んだ」。

この「この人にできて、ぼくにできないはずはない」「製造と販売には境がない」という信念が形になったのが、ビジネスモデルとしてSPAを採用したユニクロです。

「頑張ればうまくいく」という根性論でもなければ、「こうすればうまくいく」という方法論でもない、人間関係に根ざした「だから自分はこれをやるんだ」という信念論が人間には必要です。この信念論のパターンを覚えれば覚えるほど、自分の信念も自覚できるようになります。

柳井社長にとって、ジミー・ライは「凡人」です。成功者を雲の上の存在として見ずに、「あんなの別に大したことない」「あれくらい自分にもできる」と考えたことで、その成功者と同じ試みを始めています。

柳井社長が父親からアパレル店を任され、ビジネスモデルを模索していたのは1980年代後半です。この頃、アメリカではSPAを業態とした「GAP」や「リミテッド」が数千億円という規模で売上を伸ばしていました。

しかし、単にそうした事例を知るだけでは、「自分もやってみよう」とは思えません。そう思えるようになるには、誰かに感化されて、「自分もやろう」と信念を持つ必要があります。柳井社長の場合は、それがジミー・ライだったのです。

もちろん、そう思って始めたからといって、簡単に成功できるわけではありません。実際に柳井社長も、製造した商品のボタンの位置がずれていたり、すぐにボタンが外れたり、表地と裏地が反対だったり、「失敗はしっょちゅうだった」と振り返っています。

大切なのは、「あれくらい自分にもできる」という考えが本当だったかどうかではなく、そう考えたことで挑戦が始まったという点です。最初からうまくいくビジネスなど滅多にありません。だからこそ、失敗続きにや試行錯誤を乗り越えるために、人間関係に根ざした「だから自分はこれをやるんだ」という信念論が必要なのです。

信念論とは?

人間関係に根ざした「だから自分はこれをやるんだ」という信念論が、行動力の正体です。信念論を知ることで、悩みや困難を乗り越えられるようになります。詳しくは下記リンクをご覧ください。