西武・平良海馬「チームの守護神」から教わった投球のタイミング

西武ライオンズのピッチャー・平良海馬は、2020年度パリーグ最優秀新人賞を受賞しました。この年度はリーグトップタイとなる54試合に登板し、20試合連続無失点を達成。34ホールドポイント、防御率1.87という好成績を収めました。「こんなにいい成績を残せるとは思っていなかった」と本人もコメントしています。

平良投手は『週刊ベースボール』の取材で、「いいボールを投げるためにどうするかということだけを考えて、自分のペースで投げるようにしています」と話しています。この投球のタイミングに影響したのは、チームメンバーの増田達至です。

増田投手は同じ2020年に48試合に登板し5勝0敗、自己最多の33セーブ。史上3人目となる無敗セーブ王に輝きました。いわゆる「チームの守護神」的存在です。増田投手は平良投手に、「投手が投げないと試合が始まらない。だから、ゆっくりでいい」とアドバイスしました。

平良投手は増田投手の影響を受けて、「自分のペースで投げる」という信念を持ちました。このように信念は人間関係から生まれます。大切なのは、この信念論を自覚することです。

増田投手と平良投手の関係は「先輩と後輩」です。同じチームで同じ投手として働き、さらに相手が「守護神」と称されるほどの結果を出していれば、自然とその影響力も強くなります。

平良投手が影響を受けたのは、投球のタイミングだけではありません。「増田さんのような抑えが目標」と引き合いに出し、得意球種であるストレートについても、「チームで言えば増田さんのようなストレートが理想。増田さんも150キロを超えるストレートを投げますが、148、149キロのストレートのほうがボールの回転数もあって、バッターが空振りしたり、ファウルしたりすることが多い。そういったストレートを投げたいです」 と話しています。

信念というと、「日本一になる」といったような漠然とした内容をイメージするかもしれません。しかし、実際はそれだけではなく、「投球のタイミングは」「理想のストレートは」といった細かい心構えも含んでいます。こうした大小さまざまな信念が揃ってはじめて、自分の行動が結果に結びつくのです。

野球に限らずあらゆる仕事において、尊敬できる先輩を見つけることは、信念論的に大切なポイントです。平良投手の新人王という結果と、増田投手に関する発言はこのことを物語っています。

<今回の信念論>

  • 平良海馬は増田達至の影響を受けて、「自分のペースで投げる」という信念を持った。
  • 平良投手と増田投手の関係は「先輩と後輩」。
  • 「投球のタイミング」や「理想のストレート」といった細かい心構えのような信念が揃ってはじめて、行動が結果に結びつく。

信念論とは?

人間関係に根ざした「だから自分はこれをやるんだ」という信念論が、行動力の正体です。信念論を知ることで、悩みや困難を乗り越えられるようになります。詳しくは下記リンクをご覧ください。