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SNS中毒やSNS依存から抜け出す方法。いくら見続けても満たされないのはなぜか。

毎日何時間もスマホを見続ける。毎日何度も更新をチェックする。そのせいで仕事や生活の支障が出ている。こうしたSNS中毒・SNS依存の原因は、信念論が重視している「人間関係の種類」で説明できます。

人間関係には、「記名の関係」と「匿名の関係」の二種類があります。親子や兄弟、学校の友人や、職場の同僚などが、お互いの素性がわかる「記名の関係」です

一方、ネット上の繋がりは、お互いの素性がわからない「匿名の関係」が大半です。2chの「名無しさん」や、双葉ちゃんねるの「としあき」といったネット掲示板のデフォルトネームが、その代表例です。また、ハンドルネームを使ったやりとりも、お互いの素性がわからないので「匿名の関係」に含まれます。

人間関係には、「替えがきかない」という性質があります。たとえば、親子関係の不足を、友人関係で満たすことはできません。もし「親がいない」「親が親としての役目を果たしていない」のであれば、他の誰かが「親代わり」になる必要があるのです。

これは親子関係だけに限りません。人間はさまざまな人間関係を必要とします。心から親と呼べる人がいて、友と呼べる人がいて、師と呼べる人がいる。あるいは自分の苦しみを共有できる経験者がいる。こうした複数の人間関係が揃っているのが、いわゆる「心が豊か」と呼べる状態です。こうした状態だと、自分の仕事や生活に打ち込むことができます。

親子関係や友人関係はお互いの素性がわかる「記名の関係」です。そして、いくら「匿名の関係」を増やしても、「記名の関係」の不足を満たすことはできません。この満たせないもので満たそうとして繰り返されるのが、SNS中毒やSNS依存です。

SNS中毒やSNS依存は好ましくはありませんが、だからといって「悪い」と決めつけられるものでもありません。現実で不満を抱えていれば、ネットを捌け口にしたくなります。「駄目だ」「よくない」「やめた方がいい」と自分で言ったり、誰かに言われたりしたからといって、やめられるわけでもありません。また、それで簡単にやめられるのなら、そもそも問題になりません。

大切なのは、ネットを捌け口にしつつ、「自分は匿名の人間関係で、記名の人間関係の不足を補おうとしている」と自覚することです。そうすると、自分の価値観や発言や行動が変わり、結果的に人間関係や居場所が変わります。

この新しい人間関係や居場所がどんなものになるかは、人によってさまざまです。家庭や学校や職場といった、現実の人間関係に向き合って改善するかもしれません。オフ会やオンラインサロンに参加して、ネット上の人間関係が現実の人間関係になるかもしれません。同じ悩みを抱える者同士が集まる相互扶助グループに参加するかもしれません。いずれにせよ、お互いの素性がわかる「記名の人間関係」を満たす行動であることには変わりありません。

SNS中毒やSNS依存は「スマートフォンの危険性」や「人間の脳の性質」といった視点で語られがちです。しかし、中毒や依存の背景にある「人間関係」にこそ、原因と解決策が隠されています。

信念論とは?

人間関係に根ざした「だから自分はこれをやるんだ」という信念論が、行動力の正体です。信念論を知ることで、悩みや困難を乗り越えられるようになります。詳しくは下記リンクをご覧ください。