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【ワンピース】仕事に退屈していたスモーカーが、ルフィを追いかける理由

漫画『ワンピース』のスモーカーは海軍の兵士で、もともとは中佐としてローグタウンに駐在していました。ローグタウンはグランドラインの入り口に位置していて、グランドラインを目指す多くの海賊たちがやってきます。スモーカーはその海賊たちを一度も逃さずに捕縛している実績がありました。

それがルフィと出会ったことで、彼を追いかけるために自らもグランドライン入りを決断します。それ以降、「海賊はどこまで行っても海賊」というスタンスながら、アラバスタやパンクハザードでは海賊と共闘しています。ルパン三世の銭形警部のようなポジションのキャラクターです。

スモーカーがルフィと出会った際、ルフィは道化のバギーによって処刑されそうになっていました。しかし、バギーが刃を振り下ろした瞬間、二人が立っていた処刑台に雷が落ちて、処刑台が倒壊します。九死に一生を得たルフィは仲間とともに港へ逃走し、そのままグランドラインへ船で乗り出しました。

この時、処刑未遂の一部始終を見ていたスモーカーは戦慄していました。ルフィが「わりい。おれ死んだ」と自分の死を笑って受け入れたからです。その姿はローグタウンの処刑台で命を落とした伝説の大海賊、ゴールド・ロジャーの死に際と同じものでした。こうしてスモーカーはルフィの本性を見極めるために、海軍として海賊を取り締まることを建前にして、ルフィを追いかけるようになります。

スモーカーはゴールド・ロジャーの影響を受けて、「ルフィを追いかける」という信念を持っています。このように信念は人間関係から生まれます。大切なのは、この信念論を自覚することです。

スモーカーとロジャーの関係は、「大人物と常人」です。スモーカーは自分がまだ子供だった22年前に、ロジャーの処刑を目にしています。その時の「笑って死んでいく伝説の大海賊」に心を揺さぶられているからこそ、伝説の再来を予感させるルフィに関心を寄せたのです。

スモーカーは海兵として、多くの海賊を捕縛してきました。しかし、それは彼にとって当たり前の仕事であって、それほど関心を引くものではありませんでした。その証拠に、ルフィの3000万ベリーというルーキーとしては破格の懸賞金額を部下から聞かされた時、スモーカーは「久々に骨がありそうだ」と期待しています。

どんな仕事にも「そうするのが当たり前」という部分があります。しかし、そうしたルーチンワークだけだとモチベーションが低下します。ルーチンワークはルーチンワークとしてこなしつつ、自分の関心を寄せられることを開拓するのが、張り合いを持って仕事をするコツです。

スモーカーには、「これまで一度もローグタウンから海賊を取り逃したことがない」という実績がありました。ルフィはその実績に傷をつけた相手であります。このことから二人が「ライバル同士」という関係で結ばれていると見ることもできます。

しかし、スモーカーは「伝説の再来」という、ライバル以上の意味をルフィに見出しています。また、アラバスタ編ではルフィの指示でゾロに命を救われています。ルフィは敵でありながら、命の恩人でもあるのです。

このように一人の相手に対して、複数の関係を見いだせることはよくあります。そして、複数の関係を見出せるほど、相手に対する関心は高まります。だからこそ、スモーカーはどこまでもルフィを追いかけているのです。

〈今回の信念論〉

  • スモーカーはゴールド・ロジャーの影響で、「ルフィを追いかける」という信念を持った。
  • スモーカーとロジャーの関係は「大人物と常人」。
  • ルーチンワークをこなしつつ、関心を寄せられることを開拓するのが、張り合いを持って仕事をするコツ。

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信念論とは?

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