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ロールス・ロイスとスバル。2つの自動車メーカーでわかる、創業理念と働き方

ロールス・ロイスは言わずと知れた高級車メーカーの代名詞です。その贅沢な内装や、「マジックカーペット」と表現される乗り心地、そしてVIPを身の危険から守る安全性から、世界中のセレブや王侯貴族に愛されています。

そのロールス・ロイスの創立者がフレデリック・ヘンリー・ロイスです。ロイスは「最高のものを選び、さらに改良しなさい。最高のものがなければ、生み出しなさい」という言葉を残しました。この精神は創業から115年が経過し、BMWに買収された現在も受け継がれています。

創業者の信念は、そのまま企業の理念になります。これはロールス・ロイスに限ったことではありません。たとえば日本の自動車メーカーのスバルは20年以上にわたってステレオカメラの研究を続け、それが運転支援システム「アイサイト」の開発に繋がりました。

スバルのエンジニアたちが20年以上も研究を続けたのは、スバルに「航空機メーカー」という前身があるからです。現スバルの吉永社長はまだ国内営業本部長だった頃に、「何が支えで日の目を見ないかもしれない技術を20年間も研究できたのか」と技術者にたずねました。すると、その技術者は「交通事故を減らしたいんです」と答えたと言います。

航空機は自動車以上に安全性が求められます。スバルの技術者はそのDNAを受け継いでいるからこそ、安全に対して強いこだわりを持っています。吉永社長はこのことに自覚的で、「安全性能が現実に高いということが、米国市場で成功した最も大きい要因になったと考えています」とインタビューで答えています。

このように企業の創業理念は、現在の商品やサービスに影響しています。しかし、「創業者の人柄」や「創業理念が生まれた経緯」は軽視されがちです。そのせいで、「自分が望んで入社したものの、実際に働き始めたらなんとなく肌が合わない」と違和感を覚えることはよくあります。

そうならないためにも、気になる企業の創業者と創業理念は確かめておくことをオススメします。また、創業者や創業理念に共感できないならば、その企業は避けるべきです。そうした方が「納得して働ける企業」を選べる確率が上がります。このように創業理念は、自分の働き方にも影響します。

職場で商品やサービスを提案する際も、創業理念に沿った内容の方が、その企業の個性を発揮できます。企業がそれまでに蓄積してきた知識や技術や環境も、創業理念に基づいているからです。このように創業理念は目に見えないものですが、実はその企業の目に見える物すべてを作り出しています。ぜひ、理念と現実の因果関係をチェックしてみてください。納得できる部分がたくさん見つかるはずです。

信念論とは?

人間関係に根ざした「だから自分はこれをやるんだ」という信念論が、行動力の正体です。信念論を知ることで、悩みや困難を乗り越えられるようになります。詳しくは下記リンクをご覧ください。