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ワンピース「非道な海賊」に反発してルフィを殺さなかったナミ

漫画『ワンピース』のナミはルフィと知り合った当初、海賊を毛嫌いしていました。自ら海賊を名乗ったルフィを、バギーという別の海賊に売り渡そうともしています。

ところがそのバギーからルフィを殺すように命じられると、その命令を拒み、近くにいたバギーの部下を殴り倒しました。この時、「今さら俺を助けてくれたのか?」と問いかけるルフィに対して、「私は非道な海賊と同類にはなりたくなかったから」と答えています。

この行動のきっかけになっているのは、海賊のアーロンです。アーロンはナミの育ての親であるベルメールを殺しています。ナミが「非道な海賊と同類にはなりたくない」という信念を持ったのは、この時です。

「頑張ればうまくいく」という根性論でもなければ、「こうすればうまくいく」という方法論でもない、人間関係に根ざした「だから自分はこれをやるんだ」という信念論が人間には必要です。この信念論のパターンを覚えれば覚えるほど、自分の信念も自覚できるようになります。

ナミにとって、アーロンは「反面教師」です。親の仇と同類になりたくないと考えるのは当然です。ただ、「同類にはなりたくない」と考えているだけだと、自分が嫌っているはずの同類に似通っていく危険性があります。これが現実に起きているのが、「親のように離婚したりしない」と考える人間が離婚し、「親のように虐待したりしない」と考える人間が虐待するという悲劇です。

ナミは麦わら海賊団に加わるまで、自分が「非道な海賊」と表現したアーロンに加担していました。その選択には、村を救おうとするナミなりの思惑がありましたが、加担していたことに変わりはありません。自分がどういう思惑であろうと、影響を受けた相手に似通ってくる点に、人間関係の怖さがあります。

反面教師の影響をプラスに働せるには対案が必要です。ナミの場合、その対案となる人物がルフィでした。アーロンが「非道な海賊」なのに対して、ルフィはそのアーロンから自分と村を解放してくれた「道理のわかる海賊」でした。だから、ナミはルフィの仲間になり、毛嫌いしていたはずの海賊になったのです。

ナミがルフィを殺すことを拒んだのは、アーロンにベルメールを殺された8年後です。このように人間関係に根ざした「だから自分はこれをやるんだ」という信念論は何年もの時間を超えて、形になることも珍しくありません。だからこそ、それは「長続き」「習慣化」「粘り強さ」の原動力になるのです。

ナミに限らず誰かを反面教師にして、正反対の人生を歩んだケースは珍しくありません。ぜひ他の漫画やドラマで探してみてください。信念の仕組みがよりわかるようになるはずです。

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信念論とは?

人間関係に根ざした「だから自分はこれをやるんだ」という信念論が、行動力の正体です。信念論を知ることで、悩みや困難を乗り越えられるようになります。詳しくは下記リンクをご覧ください。