• HOME
  • ブログ
  • LIFE
  • ワンピース「非道な海賊」に反発してルフィを殺さなかったナミ

ワンピース「非道な海賊」に反発してルフィを殺さなかったナミ

漫画『ワンピース』のナミはルフィと知り合った当初、海賊を毛嫌いしていました。自ら海賊を名乗ったルフィを、バギーという別の海賊に売り渡そうともしています。

ところがそのバギーからルフィを殺すように命じられると、その命令を拒み、近くにいたバギーの部下を殴り倒しました。この時、「今さら俺を助けてくれたのか?」と問いかけるルフィに対して、「私は非道な海賊と同類にはなりたくなかったから」と答えています。

この「非道な海賊」というのは、魚人海賊団の船長アーロンを指しています。アーロンはナミが育ったココヤシ村の近くに、「アーロンパーク」というアジトを構え、周辺の村々から法外なみかじめ料を徴収していました。そして、そのみかじめ料を払えなかった村人を見せしめに殺害しています。このときに殺された村人が、ナミの育ての親であるベルメールです。

ナミはアーロンのことを憎んでいます。だからこそ、その影響を受けて、「非道な海賊と同類にはなりたくない」という信念を持ちました。このように信念は人間関係によって生まれます。大切なのは、この信念論を自覚することです。

ナミとアーロンの関係は、「怨者と仇敵」です。自分の育ての親を殺した相手と同類になりたくないと考えるのは当然です。ただ、「同類にはなりたくない」と考えているだけだと、自分が嫌っているはずの同類に似通っていく危険性があります。これが現実に起きているのが、「親のように離婚したりしない」と考える人間が離婚し、「親のように虐待したりしない」と考える人間が虐待するという悲劇です。

ナミは麦わら海賊団に加わるまで、自分が「非道な海賊」と表現したアーロンに加担していました。その選択には、村を救おうとするナミなりの思惑がありましたが、加担していたことに変わりはありません。自分がどういう思惑であろうと、影響を受けた相手に似通ってくる点に、人間関係の怖さがあります。

この状況からナミを救い出したのが、ルフィです。アーロンが「非道な海賊」なのに対して、ルフィはそのアーロンから自分と村を解放してくれた「道理のわかる海賊」でした。だから、ナミはルフィの仲間になり、毛嫌いしていたはずの海賊になったのです。

ナミがルフィを殺すことを拒んだのは、アーロンにベルメールを殺された8年後です。このように人間関係から生まれる信念は何年もの時間を超えて作用します。だからこそ、それは「長続き」「習慣化」「粘り強さ」の原動力になるのです。

・ワンピースに関する他の記事はこちら
・他の漫画作品に関する記事はこちら

信念論とは?

人間関係に根ざした「だから自分はこれをやるんだ」という信念論が、行動力の正体です。信念論を知ることで、悩みや困難を乗り越えられるようになります。詳しくは下記リンクをご覧ください。