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サッカー選手・中村憲剛「落ち込むチームメイト」に発揮したリーダーシップ

昨年12月、サッカーの中村憲剛選手が現役を引退しました。中村選手は2003年から18年にわたって川崎フロンターレに所属。三度のJ1優勝に貢献しました。

個人としても、Jリーグベストイレブンに計8回選ばれ、2016年にはMVPを受賞。2010年のW杯南アフリカにも出場し、昨年の引退セレモニーに一万人を超えるサポーターが集まりました。

そんな中村選手が雑誌『フォーブズ』のインタビューで、2017年のJ1初制覇について振り返っています。この年、フロンターレは11月のルヴァンカップ決勝で、セレッソ大阪に0対2で敗北。前年の2016年にタイトル争いに加わりながらも2位で終わっていたことから、リーグ戦についても「またか」という絶望感がチームに流れました。

このとき、中村選手は「チームを焚きつけなければ」と考え、練習中にボールを持っている相手に、いつもより激しくぶつかるようにしました。また、そのときにキャプテンだった小林優選手とも、「この雰囲気で負けたら、絶対後悔する」と話し合いました。

こうした中村の尽力が功を奏して、チームに再び戦う雰囲気が生まれたと言います。実際にフロンターレは残りのリーグ戦で3連勝し、J1初優勝を飾りました。

「頑張ればうまくいく」という根性論でもなければ、「こうすればうまくいく」という方法論でもない、人間関係に根ざした「だから自分はこれをやるんだ」という信念論が人間には必要です。この信念論のパターンを覚えれば覚えるほど、自分の信念も自覚できるようになります。

中村は気落ちするチームメイトを見て、「チームを焚きつけなければ」という信念を持ちました。この信念が形になったのが、「練習でいつもより激しくぶつかる」という行動です。そしてその結果、J1初制覇を達成しています。

中村と他のチームメイトの関係は、「リーダー」と「フォロワー」です。同じチームメイトでも、リーダーとフォロワーでは見える風景がまったく異なります。チームメイトが「もうダメだ」と沈んでいるのを見て、自分と周囲を鼓舞するのが本当のリーダーです。

この年、中村選手は3年間務めていたキャプテンを小林選手に譲っていました。しかし、ホームの等々力競技場で優勝を決めた時、中村選手と小林選手はどちらもキャプテンマークを腕に巻いて、優勝シャーレを掲げました。

また、小林選手はルヴァンカップで敗北した時に、「このチームは呪われてるんじゃないか、2位しかとれないんだな」と考えていたと言います。こうしたことからも中村選手が精神的なリーダーであったことは明らかです。

学校でも会社でも、あるいはサードプレイスでも、リーダーになるのは尻込みするものです。たしかにリーダーにはリーダーにしかわからない苦労がありますが、同時にリーダーにしかわからない感動があります。リーダーが気落ちするチームメイトに対して、何を考え、どう振る舞うのか。ぜひ他のリーダーについて調べてみてください。信念の仕組みがよりわかるようになるはずです。

信念論とは?

人間関係に根ざした「だから自分はこれをやるんだ」という信念論が、行動力の正体です。信念論を知ることで、悩みや困難を乗り越えられるようになります。詳しくは下記リンクをご覧ください。