ワンピース・ルフィ「命の恩人」をお手本にした海賊志望

『ワンピース』のルフィは海賊になるために、出身のフーシャ村から船で旅立ちました。海賊王の証である財宝『ワンピース』を求めるルフィの冒険は、ゾロやナミやサンジといった仲間、旅先で訪れる島の人々、その島の人々を苦しめる悪人、海賊を取り締まる海軍など、たくさんの人間を巻き込んでいきます。

そんなルフィの旅立ちのきっかけになったのが、『四皇』と呼ばれる大海賊の一人であるシャンクスです。シャンクスはルフィがまだ幼い子供だった頃、フーシャ村に逗留したことがありました。

この時、ルフィはシャンクスによって、二度命を助けられています。一度目は山賊のヒグマに殺されそうになった時、二度目は海に突き落とされて海王類に殺されそうになった時です。しかも二度目の時は、シャンクスは自分の片腕を犠牲にしています。

この出来事からルフィは「こんな男にいつかなりたい」という信念を持ちました。その信念が形になったのが、自分を襲った海王類を倒せるほどに成長した10年後の「フーシャ村からの旅立ち」です。

「頑張ればうまくいく」という根性論でもなければ、「こうすればうまくいく」という方法論でもない、人間関係に根ざした「だから自分はこうするんだ」という信念論が人間には必要です。この信念論のパターンを覚えれば覚えるほど、自分の信念にも気づきやすくなります。

ルフィにとってシャンクスは「恩人」であり「お手本」です。誰かに救われて、「自分もこの人のようになりたい」と考えることは珍しくありません。たとえば、「病気や怪我を病院で治してもらって、自分も医者になりたいと思った」といったケースがこれに当てはまります。

もともと海賊になりたいと思っていたルフィは、「自分を船に乗せてくれ」とシャンクスに何度も頼んでいました。しかし、シャンクスに命を救われた後は、「もう連れてけなんて言わない」「海賊には自分でなることにした」と考えを改めています。これは海賊団の船長であるシャンクスのようになるには、自分も仲間を集めて船長になる必要があるからです。

ただ「海賊になりたい」のではなく、「シャンクスのような海賊になりたい」と考えた時に、はじめてそれが現実になる。ルフィの体験は、何かを成し遂げるのに、人間関係に根ざした「だから自分はこれをやるんだ」という信念論が大切なことを物語っています。夢は「人の形」があるからこそ実現するのです。

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信念論とは?

人間関係に根ざした「だから自分はこれをやるんだ」という信念論が、行動力の正体です。信念論を知ることで、悩みや困難を乗り越えられるようになります。詳しくは下記リンクをご覧ください。