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【ワンピース】自傷行為を繰り返していたラブーンが精神的に立ち直れた理由

漫画『ワンピース』では、ラブーンという人語を解する巨大クジラが登場します。ラブーンはグランドラインの入り口にある双子岬で、レッドラインに頭を叩きつける自傷行為を50年以上に渡って繰り返していました。

その原因になったのが、かつてラブーンと共にウエストブルーを旅した海賊たちです。その海賊たちは「必ず世界を一周してここに戻る」という約束を交わしてラブーンを残し、グランドラインの奥へと乗り出しました。ところがあまりの過酷さのためにグランドラインから逃走し、ラブーンとの約束も反故にしてしまいました。

海賊たちの顛末を知った灯台守のクロッカスは、そのことをラブーンに話しました。しかし、ラブーンはその話を聞き入れようとせず、我が身を傷つけながら海賊たちの帰りを待ち続けるようになりました。「もう彼らは戻ってこない」と頭では理解しつつも、心では納得できない状態は、ラブーンに大きな苦しみをもたらしました。

この苦しみからラブーンを救ったのがルフィです。クロッカスから事情を聞かされたルフィはあえてラブーンに喧嘩をしかけます。そして、一方的に引き分けを宣言し、「おれ達がグランドラインを一周したら、またお前に会いに来るから、そしたらまたケンカをしよう」と約束しました。それと同時に、自分たちの海賊旗をラブーンの頭に書き込み、「頭をぶつけて、そのマークを消したりするな」という約束も交わしました。この二つの約束の結果、ラブーンの自傷行為は治まりました。

ラブーンはルフィの影響で、「頭をぶつけるのをやめて、ルフィたちの帰りを待つ」という信念を持ちました。このように信念は人間関係から生まれます。大切なのは、この信念論を自覚することです。

ルフィとラブーンの関係は「ライバル同士」です。もちろんは、これはラブーンを救うために結ばれた仮初めの関係です。ルフィの行為だけを見れば、一方的に攻撃をしかけ、ライバルだと宣言したにすぎません。しかし、その行為にあるルフィの真心を汲み取って、ラブーンは新たな関係と約束を受け入れたのです。

特定の人間関係を過剰に意識すると、心理的不安が生じます。そして、その心理的不安は、別の人間関係を意識することで解消できます。ラブーンは約束を交わした海賊たちについて思い詰めるあまり、自傷行為に走るようになりました。そして、ルフィたちと新たな関係を結んだことで、精神的に立ち直りました。このように心のバランスは、複数の人間関係によって整えるものです。

これは心の平安を獲得するための重要なポイントです。私たちは人間関係に問題が生じた時に、まずその関係を改善しようとします。もちろん、それでうまくいく場合もあります。しかし、その関係をどうにかしようとするよりも、別の関係に目を向けた方が、心理的に安定することもよくあります。これは失恋や死別など、もう変えられなくなってしまった関係において顕著です。

信念は人間関係から生まれ、その人が何かをなすための強い原動力になります。しかし時として、人間関係から呪縛が生まれ、その人を縛りつけて苦しめることもあります。だからこそ、「信念は人間関係から生まれる」という信念論の自覚が大切なのです。

<今回の信念論>

  • ラブーンはルフィの影響で、「頭をぶつけるのをやめて、ルフィたちの帰りを待つ」という信念を持った。
  • ラブーンとルフィの関係は「ライバル同士」。
  • 心のバランスは、複数の人間関係によって整えられる。

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信念論とは?

人間関係に根ざした「だから自分はこれをやるんだ」という信念論が、行動力の正体です。信念論を知ることで、悩みや困難を乗り越えられるようになります。詳しくは下記リンクをご覧ください。