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【ワンピース】人間にもトナカイにも迫害されたチョッパーが、ルフィたちの仲間になった心理

『ワンピース』に登場するチョッパーはもともとはトナカイでしたが、悪魔の実の『ヒトヒトの実』を食べた結果、半獣半人の存在になりました。そのせいでトナカイと人間の両方から迫害され、居場所がないことに苦しんでいました。

そんな状況から彼を救ったのが、ドクター・ヒルルクです。ヒルルクは孤立していたチョッパーを受け入れ、二人は一緒に過ごすようになります。ヒルルクは専門知識や専門技術を持たないヤブ医者でしたが、「国の病を治す」という大志を持っていました。チョッパーはそんなヒルルクの研究を喜んで手伝いました。

ところが、その幸福な時間は長く続かず、二人に別れが訪れます。ヒルルクはもともと不治の病に冒されており、余命幾ばくもない状態でした。そのことを知ったチョッパーはヒルルクのために、どんな病も治す薬として『アミウダケ』というキノコを与えました。ところが、このアミウダケは実際は毒キノコで、かえってヒルルクの死期を早めてしまいます。

チョッパーに「自分のせいで死んだ」と思わせたくなかったヒルルクは自害します。自分の行為について強く後悔したチョッパーは、ヒルルクの死後、ドクター・くれはの下で働き、医療の知識と技術を学び始めました。それから五年後、医者を求めてやってきたルフィに誘われ、麦わら海賊団の船医として仲間になりました。

チョッパーはヒルルクの影響で、「医者になる」という信念を持ちました。このように信念は人間関係から生まれます。大切なのは、この信念論を自覚することです。

チョッパーとヒルルクの関係は、「追放者と受け皿」です。チョッパーは人間からもトナカイからも追放されて、ひどく傷ついていました。人間にとって、自分の居場所がないこと大きな苦しみになります。居場所がないことに比べれば、勝敗や優劣は二の次、三の次の問題にすぎません。

そんな追放者にとって、居場所を与えられることは、それだけで大きな癒しになります。また、追放者は受け皿になってくれた人物に強い感謝を抱きます。その感謝の相手であるヒルルクの命を救えなかったからこそ、チョッパーは「医者になる」という信念を持ったのです。ドクター・くれはから知識や技術を学び始めるのは、その後です。このように人間はまず「こうする」という信念を持って、それからそのために必要な知識や技術を学びます。

ただ、「医者になること」と「船医になること」には、大きな隔たりがあります。その隔たりを埋めているのも、やはりヒルルクです。生前のヒルルクは、チョッパーに海賊について語り、「いつか海に出ろよ。お前の悩みがいかに小さいかよくわかる」とアドバイスしていました。

このヒルルクに影響を受けた、「医者になる」と「いつか海に出る」という二つの信念があったからこそ、チョッパーは船医として、ルフィたちの仲間になりました。こうした過程をわかりやすく描いているワンピースのストーリーは天才的なものがあります。「信念は人間関係から生まれる」という信念論を自覚するための格好の教材です。

<今回の信念論>

  • チョッパーはヒルルクの影響で、「麦わら海賊団の船医になる」という信念を持った。
  • チョッパーとヒルルクの関係は、「追放者と受け皿」。
  • 追放は人間にとって大きな苦しみになる。そして、そんな自分を受け入れてくれた相手に感謝を抱く。

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信念論とは?

人間関係に根ざした「だから自分はこれをやるんだ」という信念論が、行動力の正体です。信念論を知ることで、悩みや困難を乗り越えられるようになります。詳しくは下記リンクをご覧ください。